神明園で車椅子体験 「神明園」は、武蔵野小学校の学区内にある「特別養護老人ホーム」です。 今日は、施設内のユニバーサルデザインの見学と、車椅子の体験をさせていただきました。 施設内には、車椅子に乗った人でも使いやすいような工夫がたくさんありました。 エレベーターのボタンの位置が、低い場所にあること。 エレベーターに鏡がついているのは、車椅子でも後方を確認することができるようにでした。 高いところにあるものは、手を伸ばしても届きにくいこと 自動販売機で、お金をいれる位置が低いところにあること トイレの洗面所に、手すりがついていること。 公衆電話には、ボリューム調整ボタンが有ることなど その他にも、たくさんの工夫を見つけることができ、クロームに収めました。 広いロビーの床が一部透明になっていました。 車椅子からでは、池の魚が見えにくいので、誰にでも、魚の様子を見られるようにとのアイディアだそうです。 次は、車椅子に実際に乗ってみました。 園内は、デコボコや障害物もないので、乗っている子からは、「楽しい。」という声も聞かれましたが…。 実際は、少しの段差でも越えるのに苦労します。 雨の日も、雪の降る日も、家から学校まで毎日通えるかな? 一人で、歩道の段差を乗り越え、信号が青の間に横断歩道を渡り、その上、ランドセルを持って学校まで行くことができるだろうか? 傘はさせるのかな? 車椅子で一人で出かけることを考えると、 でこぼこや段差のある道路を車椅子で進み、バスに乗ったり、電車に乗ったりすることを想像すると、その大変さは察するに余りあります。 実際に車椅子の乗ってみて、今まで気づかなかったことをたくさん考えることができました。 体験後に子供たちからは、「これから、車椅子を利用している方を街で見かけたら、勇気をだして、自分のできることを手伝いたい。」という感想がありました。 12月3日から12月9日までは、「障害者週間」です。 障害のある人もない人も、互いに人格や個性を尊重し合い、共生社会の実現を目指していきたいと思います。